高精度の結果を得るためには、それなりの方法やテクニックが必要になります。郊外地での計測例を紹介いたします。
撮影機材は、一般に広く普及しているDJI社Phantom4PROです。対空標識を設置しVRSGPS観測にて座標付け。
撮影距離(高度)、オーバーラップ率やサイドラップ率によって精度に大きな差が生じます。
(左画像の路面に凹凸が見られ、車道と歩道の段差もハッキリしない。右画像の形状はそれなりに再現されている。
写真解析モデルから取得した断面と、実測による断面(赤色)を比較した。
当然の事ながら露地の形状は効率よく取得できたが、写真の死角となったU字溝の道路側壁面や、低植生の下の形状を取得するための補足実測(観測)に手間を要したが、短距離で計測面積が少なければ多少手間はかかるものの航空レーザーを用いるより低コストである。