地表面と植生や建物を分類(地形抽出)
最下部の点群を地表に、浮いた点群を植生や建物などの種類に分類(クラス分け)処理します。
地表面から浮いた点までの角度や距離に応じ、あらかじめ設定したクラス(物体の種類)に自動分類させます。自動判定の限界まで様々な設定値や判定方法を試し、仕上げは手動作業にてクラス分けを行います。
上の写真は分類後の点群断面で、色毎に種別分けがされております。
中央の画像は3次元点群データを、真上から見た時の直近3点に面を形成させたTINモデルと言う表現方法で、この表示にて面(地表)の凹凸形状を目視確認し、またTINの三角面上に等高線を生成し、線形の具合なども見て適切に植生と地表が分類されているかを検査します。
特に、地表近くに生えている低植生が地表に誤分類されている事が多く、また地面に空いた穴や溝などの計測点も誤分類されていないかを注意して点検いたします。
下の画像:処理された点群デーから作成したCS立体図表現。最終段階では、より地形がリアルに見えるCS立体図を用いて不自然な地形を判読確認いたします。